幸せって何???

いろんな哲学書をみても、幸せとお金の関係性について明確に書かれたものは少なく、むしろあまり関係ないかのような論調が多いように感じます。

そんななかノーベル経済学賞を受賞したアメリカの大学教授の調査(2008~2009年)で、年収約800万までは幸福感は上昇していくもののそれより年収が多くなっても幸福感の上昇は緩やかで、結果として年収800万の人と年収1000万の人ではそれほど幸福感は変わらないそうです。15年くらい前の調査ですが、いずれにしても年収が高いほど幸せということはないようです。年収が高くなれば、他の要素が阻害されるということかな???

幸福感の尺度としては、「友人」「家計」「家族」「健康」のほか、「精神的ゆとり」「生きがい」「自由時間」があるそうです。

会社を大きくしていこうとするときに多くの会社が「年収」だけクローズアップしている気がするのですが、個人的には、やはりそれが幸福につながっているようには見えず、違う形の成長を模索しています。もちろん年収は大事ですが。

年収は数字で表現できるためわかりやすく、そこに寄りかかりたくなる気持ちはよくわかりますが、やはり違和感を感じます。個人的には「自由時間」を事業活動の中でどれだけ実現できるかが非常に重要ではないかなと感じています。でもこの「自由時間」と会社のガバナンス・コンプライアンスを並立させることが非常に難しく、会社を大きく成長させることに悩んでしまいます。

社員が力を付けてどんどん独立してくれればそれでも良いかな?と思いますが、現実的に今の競争は厳しすぎてそんなに簡単に成功するとは思えません・・・・。

今は、会社に強力な商品やサービス等を付け加えることで、なんとか理想の幸福論にアプローチすることはできないか、もがいています。

あーややこしや。(-_-;)